アイメイト使用者へ行ったアンケートについて
みなさんこんにちは
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」
なにげなく新聞を見ていたら・・・
アイメイト使用者へ行ったアンケート結果の一部が
掲載されているのを発見しました。
その見出しはこのようなものです。
「盲導犬を理由に嫌な思いをした使用者が89%いる」
約9割!?想像以上に多いことにビックリ!
内容が気になったので、詳しく調べてみました。
このアンケートは、2016年3月にアイメイト協会が
2016年4月1日施行の「障害者差別解消法」を目前に控え、
この法律の理念である差別の解消と
このアンケート調査結果は、アイメイト協会のホームページに詳しく載っていますので、
ぜひご覧ください。
(トップページの「お知らせ」または左列の「資料はこちら」からご覧いただけます。)
障害者差別解消法については、
過去のブログで詳しくご紹介していますので、こちらもご覧くださいね♪(⇒こちら)
これまで、お店で視覚障がいの方を見かけたときの
席への案内の仕方や、食べ物の位置の伝え方などを、
ブログで紹介してきました。
でも、実際は、お店に入ろうとした時に、
犬と一緒という理由で、
入店拒否や宿泊拒否など、嫌な思いをされたことがある使用者の方が、
9割にものぼる、という現状がわかりました。
そこで、アイメイト協会の未来さんにお話をきいてみました。
★マユコ
今回のアイメイト協会のアンケート結果、
嫌な思いをしたことがある使用者の割合が
想像以上に多くてびっくりしました。
同時に少しショックで。。。><
この結果について、アイメイト協会の皆さんの感想はどうでしたか?
☆未来さん
日本では、歩道のスロープや公共の建物の段差解消など、
ハード面は少しずつ整備されてきています。
ですが、同時に心や意識などソフト面にも
取り組む必要があると思います。
もしかすると、障害や相手の立場についてよく知らないというところから、
どう対応していいかわからないと思うのでしょう。
★マユコ
そうですね。
今回のアンケートで、使用者の方が嫌な思いをした場所の
8割が飲食店だそうですね。
私も学生時代は飲食店のアルバイトをしていたので、
もし受け入れる側だったらどうするのがいいかな、
というのを考えてみました。
例えば・・・
狭い上に、とても混雑している状況のとき。
そういう時だと、一人一人にきちんと対応しきれないので、
視覚障がい者の方への配慮が不足するのでは、
と心配になります。
自分だったら・・・
お店の構造や席の状況を詳しく説明したいと思います。
でもちょっぴり自信がないです。
未来さん、いかがでしょう><
☆未来さん
アイメイトの管理は使用者が行いますので、
犬に焦点を当てるのではなく、
あくまで使用者が入店してお店を利用する
という観点で捉えてください。
アイメイト=犬がいること自体に焦点を当てると、
「犬をどのように受け入れるのか」となり、
考えすぎてしまったり気を遣いすぎてしまったり、ということにつながります。
普通に人間(客)がいられる場所であれば、
アイメイトも足元に伏せられる場合が多いですよね。
使用者は、アイメイトを近くに伏せさせて、
状態を把握するようにしています。
アイメイトは使用者の大切なパートナーです。
使用者の皆さんは、
アイメイトの健康面、衛生面にいつも配慮しているんですよ。
また、日頃からしつけを維持し、マナーを守って行動するように努めています。
もしも、犬が寝返りをうって通路にはみ出しているなど、
犬のことで何か気がつくことがあれば使用者に伝えてくださいね。
★マユコ
なるほど。ついつい犬のことが気になって
今回のアンケート結果を踏まえて、
今後どんな風になっていったらいいと思いますか?
☆未来さん
視覚障がい者だからといって、特別な遠い存在ではありません。
アイメイト使用者の皆さんは、
日々働いたり、趣味を楽しんだり、ボランティア活動に参加したりと
いきいきと生活していらっしゃいます。
お互いに思いやりをもった、潤いのある社会、
どのような人にとっても暮らしやすい社会になってほしいです。
そのためには、やはり対話が大切だだと思います。
なるほど!!!
必要以上に周囲の晴眼者に配慮するのでもなく、
アイメイト使用者を特別扱いするのでもなく、
相手を思いやる社会の一員同士
アンケートの結果については、今後も少しずつご紹介したいと思います!
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、