紫外線角膜炎
強い紫外線で角膜に炎症が起こり、充血や痛み、涙が出ることがあります
せいかつアイケア
お役立ち情報
2026年9月15日
秋の紫外線、
あなどれないよ!
夏の暑さが少し落ち着き、「もう秋だから紫外線は気にしなくても大丈夫」と思っていませんか?
でも、9月はまだまだ紫外線が多い時期。一方で、運動会の練習やシルバーウィークのお出かけなど、子どもが野外で過ごす時間が増える季節でもあります。
実は、子どもの目は大人よりも紫外線の影響を受けやすいのです。だからといって、外で過ごすことを我慢する必要はありません。大切なのは、紫外線を正しく知って、上手にガードすること。今日から始められる「子どもの目を守る習慣」をご紹介していきます。
日差しが和らぐ秋口は、つい帽子や日焼け止めを忘れてしまいがち。でも、紫外線はまだまだ強く、子どもの目は毎日少しずつ影響を受けています。まずは、「わが家は大丈夫かな?」という気持ちでセルフチェック。思い当たる項目があれば、今日からできる目を守る習慣、目のUVケアを取り入れてみましょう。
※1 WHO「Global solar UV index-A practical guide-2002」をもとに株式会社シード作成
肌の日焼け止めは意識していても、「目の紫外線対策」まで気にしている人は少ないかもしれません。でも、実は、目も肌と同じように紫外線の影響を受けるため、意識して守ることが大切です。
強い紫外線を浴びると、紫外線角膜炎という角膜の炎症を起こすことがあります。また、長年にわたって紫外線を浴び続けることで、見え方にも影響を及ぼす翼状片や白内障などの眼疾患につながる可能性も報告されています。肌だけでなく、目の紫外線対策も毎日の習慣にしていきましょう。
強い紫外線で角膜に炎症が起こり、充血や痛み、涙が出ることがあります
白目の一部に黄色い隆起を生じ、異物感や充血が出ることがあります
白目の組織が黒目へと伸び、進行すると見え方に影響することがあります
水晶体が濁ることで、視界がかすんだり見えにくくなったりすることがあります
※2 佐々木 洋:あたらしい眼科 34(5), 673-674, 2017
紫外線量は、年々増加傾向にあります※3。子どもの目は、大人に比べて瞳孔が大きく、水晶体は成人より短波長光の透過率が高いため、眼内に紫外線が到達しやすいと考えられています。さらに身長が低いことから地面から反射する紫外線の影響も受けやすいと言われています。
こうした紫外線によるダメージは、一度で大きな影響が現れるものではなく、少しずつ積み重なり蓄積されていくものです。だからこそ、子どもの頃から目を守ることを意識し、紫外線対策を続けることが大切です。
※3 気象庁HP「紫外線の経年変化」(https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/diag_cie.html)
※4 気象庁HP「日最大UVインデックス(観測値)の月平均値」(つくば)(https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/uvimax_monthave_tsu.html)をもとに株式会社シード作成
※5 Chawda D, Shinde P (October 29, 2022) Effects of Solar Radiation on the Eyes. Cureus 14(10): e30857. DOI 10.7759/cureus.30857
紫外線対策というと、「外で遊ばせない方がいいの?」と思うかもしれません。でも、外遊びには近視予防や体づくりなど、子どもの成長に欠かせない大切な役割があります。大切なのは、遊ぶことをやめるのではなく、紫外線とうまく付き合うことです。
UV指数
1日に浴びる紫外線のうち、
約70〜85%は10時〜14時に集中
紫外線が強い10時〜14時は日陰を活用しましょう。
お出かけ前にUV指数を確認する
曇りの日でも晴れの日の約80%以上の紫外線があります。
日陰・照り返し
日なたより日陰の多い場所を選んで遊ぶ
日陰では、日なたに比べて紫外線が約50%に減ります。
地面からの照り返しにも注意
アスファルトや草地での紫外線の反射率は約10%と言われています。
帽子・サングラス・日傘
つばが広めの帽子で
しっかり紫外線をガード
ずれにくいあごひも付きを選ぶと安心です。
紫外線の強い季節や時間帯には、子ども用UVカットサングラスや日傘を活用
サングラスは色の濃さではなく、UVカット性能を確認して選ぶことが大切です。
コンタクトレンズを使用している子は、UVカット機能付きのものを選ぶことも選択肢のひとつです。
※UV吸収剤を配合したコンタクトレンズは、UV吸収サングラスなどの代わりにはなりません。
※6 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」(https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf)
※7 久保 江理:食習慣から考える老視・白内障予防, 臨床眼科, 78:1472-1476, 2024年12月
紫外線が気になるからといって、外遊びを控える必要はありません。適度に太陽の光を浴びながら体を動かすことは、近視予防や生活リズムづくり、体力づくりなど、子どもの成長にとって多くのメリットがあります。
大切なのは、上手に紫外線を避けながら遊ぶこと。そして、目の赤みや痛みなど気になる症状が見られたときは、早めに眼科を受診しましょう。
※8 特定非営利活動法人 子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会
「外あそびの効能」(https://kodomo-sotoasobi.com/kankyo/kono.html)
外出前にUV指数をチェックする、帽子やサングラスを身につける、日陰を上手に利用する、目の健康を支える食事を意識する。そんな毎日の小さな積み重ねが、子どもたちの未来の「見たい!」や「やってみたい!」を守ることにつながります。家族みんなで子どもの目を守る「3つのUVケア習慣」を始めて、秋の行楽や運動会を思いきり楽しみましょう!
9月も紫外線に
気をつけないといけないんだね。
帽子をかぶったり日陰で
遊んだりしながら、秋の外遊びを
楽しもうと思ったよ!
毎日のちょっとした工夫が、
目をしっかり守ることにつながるんだ。
紫外線をガードする
「3つのUVケア習慣」
今日からみんなでやっていこう!
9月も紫外線に
気をつけないといけないんだね。
帽子をかぶったり日陰で
遊んだりしながら、秋の外遊びを
楽しもうと思ったよ!
毎日のちょっとした工夫が、
目をしっかり守ることにつながるんだ。
紫外線をガードする「3つのUVケア習慣」今日からみんなでやっていこう!
1つでも当てはまったら秋でも紫外線対策を意識しよう!
実は9月の紫外線は、大人以上に子どもの目に大きな影響を与えているかも。