ハーネスってなあに??
みなさんこんにちは♪
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」公式ブログ担当のヒロコです
さてさて、前回掲載したぶかぶかハーネスの子犬ちゃん!
アイメイトになるとこんな感じになります♪
じゃん!
ハーネスのサイズもぴったり☆
ところで、このハーネスって、皆さん何だかご存知ですか?
犬のリードとはどう違うのかしらん・・・?
と、いうことで教えて頂きました~♪
今回は、このプロジェクト開始当初から一緒に取り組んで下さっている
ヒロコ: 早速ですが。。。
ハーネスって・・・何ですか???(ざっくり☆)
ミキさん: ええと・・・笑
ハーネスは使用者 とアイメイトの連絡用具になっているんですよ。
ヒロコ: 連絡用具・・・?
ミキさん: 例えば・・・ アイメイトは、段差がきたら前足を段にかけて
止まるように訓練されているんです。
段に足をかけると、ハーネスの角度が変わるので、使用者にも、
"あ!段差があるんだ~ってわかるんですよ。"
そうしてアイメイトが止まったら、使用者の方も必ず自分 の足を出して段を確認するんです。
使用者が段を確認できたら、「go(ゴー)」などの指示をだして、また、歩き始めます。
ヒロコ: なるほど~
普通のペット用のリードとはそもそも全然違うのですね~^^
ミキさん: そうですよ~。
例えば、段差だっていうことを使用者の方がちゃんと確認できなかったら ・・・
ヒロコ: 確かに、曲がり角だと思って、曲がろうとしたら実は段差で転んだり・・・・
なんてことがあったら!!!!大変!!!!
ミキさん: ちなみに、下の写真は、アイメイト協会創設者の塩屋賢一氏が、
盲導犬事業を開始した初期の頃のハーネスです。
弱くてくにゃくにゃ動いてしまうなど、使いにくい点があった為、
その後改善を重ねました。
でも、当時は戦後間もなく、 日本にある革はあまり品質が良くなくて・・・・
馬具屋さんにご協力頂いたり、米国で作製、輸入を依頼したり、
輸入手続きに手間取ったり・・・・
ヒロコ: 1939年時のハーネス!!すごいですね!!
昔はお店に入ったり、電車に乗ったりするにも、
盲導犬自体を理解してもらうことがとっても大変だったというお話、
ミキさん: そんな経緯の中、慎重に改良を重ね、
さらに、色々な方のご協力やご理解のおかげで作ることができた、
じゃーん!現在のハーネスです☆
こだわりポイントはどこですか~?
ミキさん: こほん・・・それでは、特徴その①です。
ハンドルから手を放してもハンドルが倒れず、立ったままの状態を保つくらい
ハンドルと胴輪がしっかり固定されているんです。
ミキさん: まだありますよ~
特徴その②!
胴輪の胸の前にベルトがついています。
アイメイトがハーネスを着けた時の安定度がアップするので、
ヒロコ: ほほ~
ミキさん: アイメイト歩行は、まさに人と犬の協同作業ですから、
きちんとしたハーネスがお互いの信頼関係をしっかりつないでくれるんですよ♪
ヒロコ: ハーネスって大切なものなんですね~
ミキさんお話ありがとうございました☆
アイメイト協会からアイメイト使用者 を見かけたときのお願い事項がいくつかあるのですが、
その中の一つが、
ハーネスは使用者とアイメイトを結ぶ大切な連絡用具です。絶対に触らないでください。
なのです。
この言葉、Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクトポスターにも載せているのですが、
改めて大切さを実感しました。
ハーネスに触ってしまうと、犬の動作とは関係なくハーネスが動いてしまう為、
きちんとした情報が伝わらなくなってしまって、危険が生じる可能性があるから・・・
ということなのですよね~。
皆さんも、もし何かある場合には、使用者本人に言葉で伝えてあげて下さいね☆
注:上記はアイメイト協会基準のものです。国内には10の盲導犬育成団体があり、
ハーネスの形状は必ずしも同一ではありません。
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、