アイメイト研修その②
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」
今回は井上眼科病院グループのスタッフ50名に
シードの鴻巣研究所を使って、
アイメイト協会による研修をすることになりましたので
その様子をご報告しちゃいますね!
どうして、そんな嬉しいシチュエーションになったかというと・・・
井上眼科病院グループでは、"見えづらい"ということを実際に体験し
より親身にスタッフの方が、このような患者様に対応できるようにと
前からロービジョン研修などを行っていたそうです。
そこで、今回は"見えない" ということを、
さらに学んで業務に役立てたいということで、
アイメイト協会による研修を行うこととなりました!
シードではPureな愛をありがとうプロジェクトで
アイメイトの啓発活動にもとっても力を入れているので、
アイメイト使用者の誘導の仕方や、使用者とアイメイトの関係など
多くの方に体験したり、知ってもらったりする機会を得ることができて
まずは座学から^^
アイメイト協会の概要やアイメイト使用者についての説明などをしました~
そして、
"全盲の方がもしも病院に来られたら・・・"
というシチュエーションを想定して、
誘導の仕方や、場所や方向の伝え方を
ロールプレイングで体験です!
(ここでは白杖を使いました。)
誘導の仕方知っている人~?と聞いてみたら・・・
すでに半数以上の方が経験アリ。
見事な誘導デス!
それから、いよいよアイメイトとの歩行体験へ~。
まずは椅子を5脚並べて、空席を一つ残しました。
待合室で待っている患者さん役の方々が椅子に座ります。
そして体験する人が目隠しをしてアイメイトがつけているハーネスを持ち、
アイメイトに指示を出して椅子を探させます。
実際に視覚障がい者がアイメイトと歩くためには
アイメイト協会に4週間泊まり込みで歩行指導を受けます。
初めての体験で、ぱっとハーネスを持ってすっと歩けるわけもなく・・・
空席を探しているつもりが・・・・、
こんな感じです。
こんな時は、アイメイトに"あっちだよ!"と声をかけたり、触ったりするのではなく
例えば「ここは座っています。向かって左側の席は空いてますよ」と
使用者の方に教えてあげて下さいね!
研修後にはこんな声を頂きました!
『アイメイトに身を託して歩行するという初めての体験をさせて頂きました。
実際に盲導犬と来院なさる患者様のスムーズな動きを思い浮かべると、
互いの信頼関係の強さを感じました。』
『盲導犬を連れていらっしゃる患者様への正しい声掛けが
わからないこともありましたが、
今回体験した場面ごとのロールプレイングと説明を
今後の業務に役立てたいと思います。』
『視覚障害者の目となるアイメイトに対して注目をしないで
人を見てほしいということに、正直はっと させられました。
賢い犬が人を連れていってくれるのではなく、
人が指示を出すことで犬が動くのだと考え方が変わりました。』
眼科に勤務されているという職業柄からか
日々の業務にこの経験を生かしたいという声がたくさん聞かれました!
実際に歩いてみると、想像以上にアイメイトとの歩行には
"見えない"ことも、"見える"ことも
真剣に考えているスタッフとの研修で
改めて視覚障害の方との接し方などなど
ハッ!とさせられることも多々あって、色々と学ばせて頂きました。
井上眼科病院グループの温かい皆様のおかげで
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、