色や景色の表現
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」
春は、四季の中で、とっても明るく、
色、といっても、色鉛筆のように赤色、青色と
はっきりと分かれているものだけでなく、
景色の中にはきれいな色がたくさんあります。
視覚障がいの方に、
そんな色をことばで伝えたいと思った時、
皆さんならどう表現しますか??
たとえば、こんな景色があったら、
どんな風にことばだけで表現できるか、
・・・どうですか??
パッと見たところ、
「黄色い菜の花と雪をかぶった富士山と青い空」
が見えますよね。
でも、言い方を少し工夫すると...
晴れていて、少し白が入ったような
明るく淡い青空が広がっています。
手前には、細長く元気に伸びた
たくさんの菜の花があって、
奥(距離がわかれば、○○○mくらい先、など)には
空の色と同じくらいの明るさの
富士山が見えます。
まさに日本晴れの中、
頂上に雪をいただいた富士山は、
山頂までくっきり形がわかって、
とても綺麗です。
(座ってその景色を見ている場合なら...)
菜の花と富士山が同じ高さに見えますよ~
などといったことばを入れてもいいかもしれません。
普段何気なく見ている景色も、
ことばだけで表現すると
その他にもこんな色の表現も思いつきました!
・目の覚めるような鮮やかな青
・苔のようにくすんだ緑
・温かみのあるオレンジ色
・ほうじ茶のような渋みのある茶色
・新雪のような透き通る白色の花
こんな風に、彩度や明度を意識したり、
他のものの色に例えたりすると
表現のバリエーションが広がりますね。
ものの感じ方は、
少しずつでもみんな違うので、
どんな景色を見て、どんな風に感じているか、
お互いに話してみると、
今まで気づかなかった新しい発見が
視覚障がいの方とお話をしていると、
私たちが目で見ることで、
逆に意識しづらくなっている
聴覚、嗅覚、触覚などについて、
色々な答えが返ってくることがあります。
そういえば、
わたしとヒロコ先輩の声が似ていることに
最初に気付いたのも、
視覚障がいの方との会話だけでなく、
仲のいい友達や、
もちろんはじめて出会う方にも
こんな色の表現をぜひ使ってみてください!
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、