リタイアを決めるタイミング
みなさん、こんにちは。
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」
使用者の方とアイメイトの絆や愛情をずっとみてきたヒロコ。。。
実は、アイメイトのリタイアにはちょっぴり目を背けていました。
でも、栗山さんがライブでダイアンのリタイアを決めたことをお話されているのを聞いて
やっぱり、とっても大切なことなんだなあと実感。
きちんとリタイアのこと知ってみよう!と思って
アイメイト協会の未来さんに聞いて来ました!
さてさて今回はリタイアのことを教えて欲しいのですが・・・
リタイアってどんなタイミングでどんな風に決めるのですか?
未来さん:そうですね。
長年連れ添ったパートナーですので、リタイアの決断は、
使用者にとって、すごーく大きな出来事です。
でもそれは、アイメイトのため!自分のため!にする決断です。
大切にしてきたアイメイトだからこそ、
慎重に最善の方法を考えて決断するんですよ。
共に歩むペアという関係に区切りをつけること自体には
当然寂しさがありますが、それはお互いが前に進むための一歩です。
使用者は、アイメイトが、ゆっくり余生を過ごせるように、
リタイア犬奉仕家庭がその犬との楽しい時間を持てるように、
体力的に余裕をもってリタイアさせるよう心がけています。
何か目安があるのでしょうか
未来さん:リタイアのタイミングは年齢ではなく、
アイメイトの状態を見て使用者が決めます。
歩くスピードが以前よりもゆっくりになったかなと感じたり、
バスの乗り降りや階段などで、少し体力の不安を感じたり・・・、
人間と同様、犬も体力には個体差があるため、
リタイアの時期は年齢ではなく
それぞれのアイメイトの状態で決めるのです。
本当に大きな決断なので、使用者から協会に、
相談をいただくことが多くあります。
ヒロコ: アイメイトをリタイアさせたあと、次のアイメイトを持たないで
最期まで一緒に過ごす使用者さんもいますよね?
未来さん: ごく稀に、そういう方もいらっしゃいますね。
ご自身の年齢や体力などを考えて、
次のアイメイトは持たない場合など、特別なケースです。
多くの方は、次のアイメイトと新しい一歩を踏み出す決断をします。
次のアイメイトと生活を始める場合は、
自分の手元にリタイア犬を置いておくことはしません。
未来さん: はい。新しいアイメイトとリタイア犬が一緒にいると、
使用者はどちらも大切だから一頭に集中できないのです。
お互いのために良くありません。
今までのアイメイトとの絆はずっとありますし、
だからこそ、今までのアイメイトとの時間を大切に胸に抱き、感謝して
新しいアイメイトとの関係を構築し、たくさん一緒に歩く。
それこそがリタイア犬、新しいアイメイト、使用者のそれぞれにとって
ヒロコ: 確かに、何年も一日中一緒にいれば
でも、新しい一歩を踏み出すわけですから前向きに・・・
と、思いつつ、とにかく私の大切なパートナーを
一番幸せにしてくれるご家庭に!!!
って思っちゃいますね。
未来さん: みなさんそんな風におっしゃってますよ
リタイア犬はリタイア犬奉仕のご家庭で、
のんびり楽しく余生を送ります。
リタイア犬を迎え入れたいという方が、
リタイア犬奉仕として協会に登録してくださっているんです。
使用者のご家族やお友達が迎え入れる場合もあります。
家族の一員となったリタイア犬に、
ヒロコ: 前に、リタイア犬奉仕をされている方のお家にお邪魔した時も
その犬が本当に大好きなんだなー、
未来さん:そうなんです。
愛情たっぷりなのでリタイア犬奉仕の方々からは、
どんな様子で過ごしているのかお電話を頂いたり、
いきいきと楽しく過ごしている様子のお便りや写真を、
職員みなで嬉しく、懐かしく拝見しています。
また、都内の方ですと、時々リタイア犬を連れて
"里帰り"に来てくださることもあります☆
リタイア犬の余生については、どのご家庭でも、
その犬が愛情をたくさん受けて幸せに過ごすことを
協会発行の機関誌『アイメイト』43号に、
リタイア犬奉仕家庭からのお便りが掲載されていることを思い出して開いてみました。
そのお便りから深い愛情を感じたので、一部抜粋でご紹介しますね。
☆朝夕はいくぶん秋めいて、ジェニィーとの散歩が何よりの幸せです。
ごぶさたいたしておりますが、彼女は達者に暮らしております。
☆カポックも16歳になりました。とてもとても甘えん坊になりました。
食欲旺盛、自分では立てないので補助輪を使っています。
老々介護が楽になるよう、カポックのベッドを高くしました。
愛猫ノラがカポックのお腹にのって日向ぼっこなどしています。
ほのぼのと、幸せな日々を送っている様子が目に浮かびます。
あらためてリタイア犬奉仕の方を取材してみよう!
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、