機関誌
みなさん、こんにちは。
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」
公式ブログ担当のエリです
9月の長いシルバーウィークは
天候に恵まれ絶好のお出かけ日和でしたね♪
皆さんはどんなふうに過ごされましたか
私は、読書の秋~ということで
アイメイト協会から年に一回、夏の終わり頃に発行されている機関誌を
改めて読んでみました
(お出かけネタじゃなくてスミマセン。。。)
表紙の右上のマークにご注目下さい~
こちらはアイメイト協会のロゴマークです。
アイメイト協会は、
視覚障がい者がアイメイトと歩くための歩行指導や日常生活訓練を行うことで、
視覚障がいの方の社会参加を促進することを目的としている協会です。
ロゴには犬だけではなく、人と犬が共に歩いている姿が描かれていて・・・・
「人」を主体として捉えるという考え方。
つまり、「視覚障がいの方の自立を支援する」という
強い意志が込められているのだそうです
そして、ページを開くと・・・
アイメイト使用者のインタビュー記事が載っていて、
アイメイトと共に歩き、自由に人生を楽しんでいる方がいることを知りました。
少しだけ、要約してご紹介しますね
今号インタビューを受けたのは、掛け軸の表具師として働いていたTさんです。
もともとアウトドアが大好きで、キャンプ、登山、スキューバダイビング、
車の運転などを楽しんでいたのですが、
43歳の頃に視力を失ってしまったそうです。
それからは、外出するときには常に家族や友人と一緒。
白杖での歩行はあまり積極的にはなれず、
家にこもりがちになってしまいました
眼の治療で気功やヒーリングを体験する中で
「心の大切さ」を痛感したTさん。
眼は見えなくても、聞くこと、話すことで
人の幸せや成長を手助けできるなら・・・
と心理カウンセラーを目指し始めます。
そんな折に、
あるアイメイト使用者との出会いがあり、
お話を聞く中で、アイメイト協会の「人」を大切にしているというポリシーを知ります。
そんなポリシーに強く共感し、
アイメイト使用の申し込みをすることにしたそうです
そして、いよいよアイメイト協会で念願の歩行指導へ!
4週間に渡り協会で行われる歩行指導の全課程を修了し、
無事アイメイトとペアになることが出来ました。
歩行指導の訓練を終え、
いよいよ卒業の日。
アイメイトを連れて、家に帰れる嬉しさと、
誰の付き添いもなくアイメイトと2人だけで帰りつけるだろうかという不安が半々。
家までは、新幹線を使って帰ります。
東京駅の雑踏の中、歩行指導で練習した通り、
行きかう人に声をかけて道を尋ねることができました。
そして、
駅員さんの誘導の言葉を聞きながらアイメイトに指示を出し、
駅員さんの肩に触れることなく新幹線のホームに到着。
無事に家にたどり着くことができたそうです
Tさんはアイメイトと一緒にいることで心が安らくのだそうです
また、
たくさん歩くことで心も身体も健康になり、
本来のアクティブな自分を取り戻すことが出来たそうです。
それからは、認定心理カウンセラー、認定心理療法士の資格を取得し、
2014年8月にカウンセリングルームを開設
カウンセラーにとって、自分の体とメンタルを整えることも大切なので
歩くことが大きな助けになります。
毎日、近くの公園を散歩して、花の匂いや風を感じ、
買い物に出かけるうちに、ご近所に声なじみも増え
人間関係も広がったそうです
Tさんは最後にこうお話されていました
"アイメイトは私の目、仲間、友達、家族であり、
なくてはならない存在です。
ハーネスを外したら部屋でのんびりくつろぎの時間。
外でいつも一緒なのに、家でも私の後をついて
歩きたがります。
北海道、博多、神戸、大阪、軽井沢などへ旅行し、
船にも飛行機にも一緒に乗りました。
これからも友人とキャンプに行ったり、
色々な所へ出かけたいです。
またカウンセリングの仕事を含めもっと社会に参加し、
視覚障がい者が「普通に暮らしている」ことを
広く知ってもらうために貢献していけたらと思っています。"
Tさんのアイメイトへの深い愛情や、
アイメイトと一緒に活き活きと毎日を送っている様子が心に深く残りました
まだまだ、視覚障がいの方が、どんな風に暮らしているのか
アイメイトが使用者にとってどんな存在なのか、
アイメイト協会がどんな理念のもとアイメイト育成や歩行指導を行っているのか・・・
知らないことばかりです。
私ももっと色々勉強して、色々な方に出会って
皆さんにお伝えしていけるようになりたいなあと思いました
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、
アイメイト(盲導犬)育成を応援しようというプロジェクトです