触図ってなあに???
みなさんこんにちは!
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」
公式ブログ担当のヒロコです
さてさて、以前に告知していた第11回ワークショップ 『触図ってなに?』
が2月17日に開催されました!
シードも"視覚に頼らない世界を体験しよう"をテーマに
箱の中に手を入れて、何が入っているのかあてるゲームや
実際に点字作成をする体験をみなさんにしていただいたのですが、
共催したサークル・六点会さまの展示がとっても素敵だったので、
今回はそちらをご紹介したいと思います
ちなみに、サークル・六点会は、点訳や触図制作などを通して
視覚障がい者への協力と交流を図ることを目的として活動している
ボランティア団体です
ワークショップのテーマは花鳥風月
入り口はこんな感じでーす!
まずは、触図のコーナー!
触って分かる絵や図と点字を使った作品で、
日本の美しい自然が表現されていました
まさに、花鳥風月をテーマとした素晴らしい触図の数々に、
ヒロコも思わず見惚れてしまいました~
これらの作品は、紙を重ねることや、抜いたりすることで凹凸を作り
手で触って形を確認できるように工夫されています
実際に触ってみると、ツルツルしていたり
少ししっとりとしていたり、フェルトのようだったり・・・・
さまざまな材質の紙や、紙以外の素材も使われていました
例えば、左下の菜の花と月の図では、
月にかかる霞がかった雲を、綿を使用して表現しています。
目で見ても、とても風雅なのですが、
目を閉じて触ってみると・・・
雲の柔らかくて繊細な雰囲気が、指先からしっかりと伝わってきました
視覚に障がいがある方も、しっかりと手で触れて、
作品の世界を楽しんでくださったようです!!
とっても嬉しかったです
それから、タクタイル文字!
まずは、ご覧ください~
こんな風に、画数の少ないカタカナや数字を、触って読めるように
浮き出させた文字のことを「タクタイル(tactile)文字」と言います。
公共施設などで、点字表示の導入はずいぶん進んでいるのですが
実は、全盲や弱視を含めた視覚障がいの方が約30万人いる中で、
点字を読める人はその1割程度なのだそうです。
そうしたことから、最近では触って読めるタクタイル文字の研究が
すすめられています。
身近なところだと、エレベーターの階数表示など、
まだまだ数は少ないのですが、タクタイル文字が導入されているところもあるので、
是非みなさんも探して、そして触ってみて下さいね!
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、
アイメイト(盲導犬)育成を応援しようというプロジェクトです