旅立ち
みなさんこんにちは。
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」
公式ブログ担当のマユコです
私事ですが、お知らせです。
入社以来、4年間このブログを担当させて頂いてきましたが、
この度、ドイツに赴任することとなりました
なんだかご縁だな~と思うのですが、
実は盲導犬の訓練の歴史の中でドイツは欠かせない国なんです
ということで、今回は盲導犬の歴史についてご紹介いたします
人と犬の生活の歴史はとっても長くて古くて・・・
昔ヒロコ先輩がブログにも書いていましたが、
世界遺産となっているポンペイの壁画にも、
視覚障害者らしい人と犬が共に歩く姿があります
確実な資料では、1819年ウィーンの神父が、
犬の首輪に細長い棒を着けて
盲導犬として正式に訓練したのが最初。
そして、ここでドイツが登場です
1916年 ドイツ赤十字社のシュターリン氏と、
ドイツシェパード協会のシュテファニッツ氏が
戦争で失明した傷病兵のために盲導犬を育成しようと
オルテブルグに学校を設立しました。
系統立った盲導犬の訓練はドイツで始まったのです
1923年には、ポツダムに国立盲導犬学校を設立!
多くの盲導犬が誕生し、
戦争で失明した傷病兵の社会復帰を助けました。
そして、このようなドイツでの盲導犬の活躍を見た
米国人ドロシー・ユーステス夫人が、
1929年にアメリカ・ニュージャージー州に設立したのが、
現在世界で最も歴史と実績のあるThe Seeing Eye,Inc.。
※The Seeing Eyeは、現存する最古の盲導犬育成団体
日本では、1938年にアメリカのゴルドン氏が
オルティという盲導犬をつれて来日したのが初めてで、
その後1939年にドイツから、すでに訓練済みの4頭の盲導犬が輸入され、
戦盲軍人に渡されました。
しかし、4頭の死後、盲導犬は絶えたままでした
戦後になり、アイメイト協会の創設者である塩屋賢一氏が、
独自の訓練方法を生み出しました
そして、日本において、国産盲導犬第一号の「チャンピイ」の訓練と
使用者となった河相冽氏の歩行指導を終えたのが1957年。
国産盲導犬ペア第一号の誕生です
実質的には、日本の盲導犬の歴史の始まりは、
この「チャンピイ」からとなります
さらにさらに、1957年はなんと!
シードが創業開始をした年でもあります
なんだか回り回って運命的な縁を感じませんか?
私自身はこの活動を通して、いろいろな方とお会いして、
いろいろなことを学ばせて頂きました。
つながり、というものがいかに大切か実感しています。
これからも、せっかく盲導犬と縁の深いドイツに行くということで、
現地で感じたことや事情など、不定期ですがご報告していきます。
ではでは、いってきま~す^^
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、
アイメイト(盲導犬)育成を応援しようというプロジェクトです