アイメイトの"出会い"と"別れ"
みなさんこんにちは
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」、
公式ブログ担当のユキコです
季節は春 ですが...まだまだ肌寒さが残っていますね...
3月は卒業式があったり、新生活に向けての準備があったりと忙しい季節です。
寂しい別れのシーズンでもあります...
私たちは、たくさんの出会いと別れを繰り返して生活していますが、
視覚障がいの方と共に暮らすアイメイトも私たちと同じなのでしょうか
今回は、アイメイト協会の職員 ミサキさんにアイメイトの一生について聞いてみました
ミサキさん:「アイメイトには、①繁殖②飼育③訓練/歩行指導④現役⑤リタイアという、5つのステージがあります」
ユキコ:「ふむふむ私たちが子どもから大人になるのと同じように、いくつかのステージに分かれているんですね」
ミサキさん:「そうなんです詳しくお伝えすると...
アイメイト候補犬は、繁殖奉仕家庭で産声をあげ、母親、兄弟と共にすくすく成長します
生後約2か月になったアイメイト候補犬は、飼育奉仕家庭にバトンタッチ。
1頭ずつ約1年間育てられます
愛情をたっぷり注がれて人との信頼関係を育んで大きくなったアイメイト候補犬は、1歳2か月を過ぎるころに飼育奉仕の家族とお別れし、アイメイト協会でアイメイトになるための訓練を始めます。」
ユキコ:「生まれたばかりの子犬って、目が印象的でとても可愛いですよね
繁殖や飼育奉仕家庭のみなさんは、短い間しか一緒にいられないなんて...
愛情たっぷり育てた子と離れるのは寂しくないのでしょうか?」
ミサキさん:「大切に育てた犬たちとの別れには当然寂しさがありますし、何頭送り出しても慣れるということはないと思います。かけがえのない1頭1頭ですから、送り出す時に寂しさは伴います
でも、それと同時に『がんばって!』『アイメイトとして活躍できますように!』という応援の気持ちで送り出してくださっています。一緒に過ごせる期間を自分の家族として目いっぱいの愛情をかけて育て、楽しい思い出を胸に、次のステップへと送り出します」
ユキコ:「わが子を送り出すかのようですね!想像するだけで涙が出そうです...」
ミサキさん:「何頭もアイメイト候補の子犬を育ててくださっているある飼育奉仕の方は、次のようにお話ししてくださいました。
『子犬には明るい未来があり、どこに行っても愛され大切にされる将来があると私は思っています
私の家を巣立っていった後は、全寮制のアイメイト協会に留学していると思い、卒業したら住み込みで就職したか、使用者さんのお宅に嫁に出したかと思うようにしています』
アイメイトは、家族が変わっても、いつも大切な仲間として迎え入れられます。そして、最も長い時間を共にする使用者と深い信頼関係を築いていくことは言うまでもありません。どのステージでも、彼らがしあわせに過ごせることを一番に考えています。」
アイメイトも私たちと同じように、一生の中で出会いと別れを繰り返しながら、
多くの家族に愛情たっぷり注がれて暮らしているようですね
飼育奉仕家庭での生活の後は、
アイメイト協会での訓練や視覚障がいの方との生活が待っています
協会での訓練や歩行指導のこと、卒業についてなど、お話を聞いたらまたお伝えしますね
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」は、アイメイト(盲導犬)育成している公益財団法人アイメイト協会を始めとして、みなさまの"見える"をサポートしているプロジェクトです
今期よりさらに視覚障がいの方をサポートする団体へ寄付を広めています。