Run for Vision 2013
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」
さて、前回の続きですが、
ドナー・ファミリーの集い ®が終わると、次はRun for Vision ®に向かいます
Run for Vision ®では桜田門広場をスタート・ゴール地点にして、
皇居周りを1キロ、5キロ、10キロに分かれて走ります。
参加者は12名の視覚障がいランナーを含む総勢250名で、
Run for Vision ®について、詳しくはこちらもご覧くださいね♪→前回のブログ
協賛企業からのプレゼントで豪華賞品がいっぱいです!
アイメイト・デーで初めてお会いした、
このブログ常連のアイメイト使用者"大御所"さんが
素敵なレストランの招待券をゲットしていました。
去年の様子もぜひご覧ください♪
それから、大会委員長で、東京歯科大学市川総合病院眼科
角膜センター長の島﨑 潤先生に、お話を伺いました!
一部ご紹介したいと思います。
マユコ:Run for Vision ®、多くの方が参加されていて、熱気がすごかったです!
皆さんがそれぞれのペースで、お友達や伴走の方と楽しそうに走っている様子を見て
元気を貰うと同時に、来年はヒロコ先輩と挑戦してみたいと思いました。
ドナー・ファミリーの集い®にも、今回初めて参加させて頂いて・・・。
たくさんのエピソードを聞いているうちに、
色んな思いがこみあげてきて、胸がいっぱいになりました。
島﨑先生:ドナー・ファミリーの方と会う機会は少ないので、
色々な人が立場に関係なく集まるこの集いはとても貴重な機会だと思います。
ドナー・ファミリーの気持ちを考えると、
同じ想いを持っている人に会うことで、
自分は一人じゃない、と思うこともできるのではないでしょうか。
マユコ:そうですね。
臓器提供全体に言えることかもしれないですが、
例えば角膜が足りてなくて何年もドナーを待っている人がいる一方で、
角膜のご提供をお願いします、と強制することはできない現実をどうお考えですか?
島﨑先生:本当に、絶対に強制するべきことではないと思います。
"ドナーになる・・・" そういうチョイスもあるんだ、
と知ってもらうことだけで十分だと・・・。
今回のような会を通して、お茶の間でふとした時に
話をしておけるような環境が作れたらと思います。
その一方、医師としては角膜があれば救える人がいるということを
痛感しているのも事実です。
アメリカでは、献眼が日本のなんと25倍もあるんですよ。
これは、亡くなった後に、ご遺族にこちら側からお声掛けをして、
移植をするか決めてもらう、ということがシステム化されているためで、
いい循環ができているんです。
このようなシステムがいきているのは、
日本では我が市川総合病院だけかと思います。
一見このシステムは、成立させるのは厳しいように見えるかもしれません。
でも実際に導入してみると、そういう風に声をかけていくことで、
ご遺族が臓器提供について考えるきっかけになって、
最終的に提供という決断に繋がっていることもあるかもしれないなと感じています。
マユコ:なるほど~
日本の25倍はすごいですね!
身内の死、という普段想像するのを避けてしまうような状況で、
臓器提供の決断は求められます。
皆さん様々な思いを持って決断をされていて、
100%これで良かったのだ、と思えている方ばかりではなく、
ああすれば良かったのではないか
と未だに悩んでいる方も多いということに気づかされました。
決断することには勇気がいりますが、
『亡くなった方を大切に思う人の決断に「間違い」はないのではないか』
私はそう思います。
その上で、自分にできることを考えてみると、
臓器提供について、自分のその時なりの考えを持ち、形として残しておくこと
そして、大切な人の意思を聞いておくこと
ではないかと思いました。
とはいえ、そんなに軽く話せる話題ではないのも事実...
そこが島﨑先生のおっしゃっていたように、
茶の間で話題に出るような...というイメージが大切なんですね。
いざという時にどのような決断をするか、答えはないですが、
考えておくことに意味があるのではないかと思います。
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、