新入社員向けCSR研修★Part2
みなさん、こんにちは
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」
公式ブログ担当のエリです
お天候の良かったゴールデンウィークは終わってしまい...
もうすでに、次の連休が待ち遠しいエリです
さてさて、
今回は4月15日にアップしましたシード入社式後の
CSR研修(→コチラ)の続きです
研修を行った4月1日は、
障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、
通称障害者差別解消法の施行日でした。
そこで、全盲で司法試験に合格した
日本で3人目の弁護士である大胡田誠先生に、
ご講演をお願いしました
その様子を、レポートしていきますね
→障害者差別解消法、大胡田先生については先にコチラをチェックしてみて下さい
はじめに、登壇者である
大胡田先生の生い立ちの紹介がありました
大胡田先生が弁護士を目指すきっかけになった、
日本で初めて全盲で司法試験に合格した竹下義樹先生の
著書「ぶつかってぶつかって」との出会い、
弁護士になるという夢を実現するために
司法試験に挑む苦労の日々についてなど、
大胡田先生が歩んできた人生について知ることができました
予備校や下宿先を探そうとしても
全盲であることを理由に断り続けられた経験についてのお話もあり、
自分自身に置き換えて想像したのか、
目を潤ませている新入社員も
さらに、毎日の弁護士としての生活や
2児の父親としての顔などなど...
前回の取材では知ることのなかった
日常の風景を垣間見ることができました
そして、いよいよ障害者差別解消法の話題の始まりです
まずは、趣味である海外旅行先での体験をもとに
心のバリアフリーについてお話し下さいました。
海外に行ってよく思うのは、交通機関や建物など、
意外にも日本のインフラ設備のバリアフリー化が
すごく進んでいるということだそうです。
海外では黄色い点字ブロックや、音の鳴る信号機など
一部の大都市を除いては、設置されていないことが多いようで、
さぞかし、障がいのある人は住みにくいのでは・・・と思った反面、
とりわけ欧米では心のバリアの低さに驚いたそうです
例えば、グアムに行った際には、スカイダイビングに挑戦
日本では全盲を理由に安全が保障できないと
あちこちで断られてしまったという経験もあり、
"自分以外にもスカイダイビングをしに来た
視覚障がい者はいるのか?"
と、係員の方に聞いてみたところ・・・
"目が見えなくたって、車椅子の人だって、みんな楽しんでいるよ!"
と、豪快に笑ってくれたそうです
また、ドイツのホテルに泊まった際には、
バスルームに置いてある3本のボトルの形が同じで
判別がつかず困っていることを
ホテルのスタッフの方に伝えたところ、
すかさずシャンプーには輪ゴム、リンスにはシール、
ボディーソープにはクリップを付けて触らせてくれたそうです
なにか特別な費用をかけなくても、
ちょっとした工夫で解決できることも多いですね。
そんな、ほんのささいなことだけど、
自然にできるということが、心のバリアの低さだと感じたそうです。
大胡田先生は、みなさんと同じようにスカイダイビングを楽しんだり、
ためらいもなく、自然に配慮をしてもらえたことがとても嬉しかったようで、
終始笑顔でお話されていました
そして、日本でも、
障害者差別解消法をきっかけとして、
"心のバリアが低くなって欲しい"という願いを
新入社員に伝えて下さいました
些細な気遣いであっても、
障がいを持った方には、助かることも多いみたいです。
心の中で、"手助けしたい!"と思っていても、
どうしたらいいのか、躊躇してしまって
なかなか行動に移せない方は、
"こころ"をもって、行動に移して欲しい。
"こころ"は、人を想う気持ちを持った時、
誰かとの間に生まれるもの。
相手を想い、
その想いを相手に伝えることが出来る人になって、
"こころの豊かな人生を歩んで欲しい"という
温かいお言葉をいただきました
エリも、明日からと言わずに、今から
今まで以上に、相手の事を考え、行動し
困っている方に声のかけられる人になりたい
そして"こころの豊かな人生"を歩みたいと思います。
このプロジェクトは「シードPureシリーズ」の売上の一部を公益財団法人アイメイト協会へ寄付し、
アイメイト(盲導犬)育成を応援しようというプロジェクトです