社会

良き企業市民として一人でも多くの方が活躍する活気ある社会を実現するため、お客様のニーズを尊重し満足いただける、安全で有用な製品・サービス等を提供することで広く社会に貢献します。

社会・地域との連携

弊社製品だけではサポートすることのできない“見える”のために様々な活動を行うとともに、地域行事に積極的に参加しコミュニケーションを深めることで、信頼関係を構築するとともに地域の活性化に貢献します。
また、次世代を担う人材を育成するために教育活動にも取り組んでいます。

アジア諸国でのコンタクトレンズの安全性に関する啓発活動

各国にコンタクトレンズを出荷しているシードですが、コンタクトレンズの処方や使用方法についての知識はまだまだ十分とは言えない国もあります。
ただ商品を販売するのではなく、「現地の方に、コンタクトレンズを安心して安全に使用してもらいたい。」
そんな思いから、啓発活動の一環として、定期的にコンタクトレンズを安全に使用するためのケア方法についての研修を開催しています。

ベトナムで実施した際の様子
モンゴルで実施した際の様子

工場見学・実験教室

未来を担うこどもたちに、鴻巣研究所に招待し、工場見学・実験教室を行っています。
コンタクトレンズについての説明や製造現場の見学後には、ドライレンズと言われる硬いレンズに水を含ませ柔らかくする膨潤という工程を実際に体験したり、スライムづくり等をすることで化学変化について学びます。

シード ラボでの実験教室
鴻巣研究所工場見学

地域イベントへの出展・参加

シード鴻巣研究所の近隣で開催されるイベントや文京区で実施されるイベントに地域企業として参加しています。
毎年各地で様々なブースを出展していますが、主に目の見えない世界を体験してもらうためのブースやスライム作り等の実験教室を開催しています。

鴻巣夏まつり
わんぱく相撲 心のバリアフリーでの
ドキドキボックスの様子
湯島ちびっこ広場での目隠しパズルの様子

次世代育成・教育

大学生のインターンシップ受け入れや埼玉県庁から依頼のライフデザイン構築支援事業受け入れなど次世代を担う学生への教育活動も実施しています。

東洋大学
フィールドワーク受け入れ
埼玉県庁×manma×シード
ライフデザイン構築支援カリキュラム

スポーツ支援

様々な分野で活躍するアスリートのパフォーマンスを最大限に引き出し、勝利につながるサポートを行うことを目的として2020年5月からスポーツ支援プロジェクト“SEED Projects Of Road To Sports”の活動を開始しました。
スポーツ選手へのコンタクトレンズの提供を行っているほか、子どもたちの夢を応援している埼玉西武ライオンズが試合前に実施しているイベントにも協賛しています。

SEED PROJECTS OF ROAD TO SPORTS スポーツ選手の「見える」もサポートします

人材育成

環境変化に対応できる人材を育成する研修を体系的に構築しています。階層別研修では、業務で必要な専門知識・スキルだけでなく、ビジネスパーソンとして必要とされる一般教養・知識も含めて総合的に学ぶことができます。職位別研修では、環境変化の中でも成果を創出し続けるためコンピテンシーを細分化し、個々人に適した能力開発に努めていきます。

グローバル人材育成

主体的な学びを支援する多彩な自己啓発支援、世代リーダー創出に向けた選抜研修、海外戦略に対応する語学研修に力を入れています。語学研修では、TOEICテスト受験支援 、eラーニング等の自己啓発型英語研修のほか、選抜型英語研修など即戦力となる英語力を身に着ける育成に取り組んでいます。

技術系人材育成

当社では、コンタクトレンズに欠かせない光学レンズデザイン設計等で大学と共同研究を行っています。大学へ出向する社員は若手を積極的に選抜し、将来的な技術力の向上を図っています。こうした外部での経験を新商品開発や非コモディティ商品の技術開発に役立てています。

働きやすい職場づくり

育児・介護支援

2018年4月、鴻巣研究所の隣接地に複合型の保育・児童施設「ふくろうの森」を開園しました。時短制度や育児休暇制度と合わせて、男女の別なく自分らしいかかわり方で仕事と育児を両立することが可能です。また「シード保育園」では原則、希望する時期に入園が可能なほか、預かり可能な時間が長いため、時短・フルタイム・パート勤務が自由に選択できるなど、社員が自分らしい働き方で自己実現できるよう環境の整備を行っています。さらに、育児や介護休業からの復帰時期も本人の希望に沿って手続きができます。

働きがいのある職場

「資格取得奨励金制度」というインセンティブ制度を設けており、業務に関わる資格取得に対して受験費用や奨励金を支給しています。また、フレックスタイムや在宅勤務の導入、子育て手当てなど各種手当てが充実しているため個々人の環境に合わせて働くことができます。

労働安全衛生

社員の健康を守るため、業務効率化および安全操業を推進しています。健康診断やワクチン、風しん予防接種等の各種補助をはじめ、産業医による相談窓口を設け、業務が原因と考えられる健康問題の相談、一般的なこころと体の健康相談、適切な医療機関の紹介等を行っています。2022年3月期は、新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施し、同じ事業所内で作業をする従業員、併設保育所関係者等を含む1,000名に対し、社内産業医を中心とした接種体制のもと、3回にわたって接種を行いました。当社は引き続き、新型コロナウイルス感染症の収束に向け、従業員や関係者の健康・安心確保を最優先に適切な対応を行っていきます。

災害対策

BCPプロジェクトを発足し、地震等の自然災害に対する事前の備えとして、災害時の応急対応や発生後の復旧・復興にいち早く取り組むための体制整備を進めています。

災害時の体制確立と各種訓練の実施

大規模災害等の非常事態が発生した場合、事業資産の損害を最小限にとどめ、事業の継続・早期復旧を図るため、災害時初動対応マニュアル・事業継続活動マニュアルの策定や、災害時における安否確認システムの導入を進めています。また、生活物資の備蓄を行っていることや、救急機材・蓄電池等の装置を設置、定期的な避難訓練・参集訓練・机上訓練を実施し、社員が災害時に冷静に判断し、行動できるよう日頃から備えています。

製品の安定供給

製品自動倉庫

適切なサプライチェーン構築と生産体制の複合化により製品の安定供給を図り、お客さまに確実に製品をお届けする体制を整えています。生産体制の複合化においては、現時点で生産拠点を集約するメリットが高いと考え、主力商品である「シードPureシリーズ」等を鴻巣研究所で製造し、3つの独立した生産棟を設けることで一定のリスク回避を行っています。また、海外に3社の製造委託先を持ち、使い捨てコンタクトレンズの生産の複線化を行っています。2020年には倉庫・資材棟を新設し、製品在庫を分散化することで、さらなるリスク低減に努めました。物流センターは、横浜・福岡の2箇所に構え、災害等が発生した際には、被害が及んでいないいずれかのセンターから製品を供給することで事業継続を行います。

2021年「東京都一斉帰宅抑制推進企業」に認定

2021年12月、災害発生時における「一斉帰宅抑制」に積極的に取り組む企業として「東京都一斉帰宅抑制推進企業」に認定されました。救助・救命活動の妨げや、徒歩帰宅中に余震等での二次被害に遭う恐れがあるため、災害発生から72時間はむやみに移動せず、会社等の安全な場所に留まる「一斉帰宅抑制」を推進しています。

品質管理体制

当社は、品質方針に沿った品質マネジメントシステム構築及び徹底した安全管理体制によって製品の安全確保と品質の維持を実現し、高品質で安全な商品をお届けしています。品質方針を実現するための体制として、品質管理・保証システムの構築、営業職を対象とした安全管理研修制度、品質保証及び安全管理業務やお客様の声を収集し反映する仕組み等を整えています。
品質管理・保証システムの構築においては、薬機法、ISO13485(医療機器品質マネジメントシステム)、MDDの法令等に基づいた独自の管理システムを構築し、細部にまでわたり品質水準の向上に努めています。その他、製品・サービスの規制に対応し、リスクを低減するためのマネジメントシステム規格を採用しています。また、製品の品質保証を図るため原材料から製品製造、製品出荷までのトレーサビリティ体制の構築にも力を入れています。

品質方針
  • 製品と提供サービスの品質をシードの経営活動の最優先事項とし、患者様・お客様の「見える」をサポートします
  • 品質水準の向上を目指し 、PDCAサイクルを回してQMSを不断に維持します
  • 品質に関する法規制を遵守し、多様なお客様の品質要求に応えます

品質管理体制について、詳しくはこちらをご覧ください。(803KB)